マルマラ地方(イスタンブール)

マルマラ地方(イスタンブール)

イスタンブールはアジアとヨーロッパの2つの大陸にまたがる都市です。その中心を貫くボスポラス海峡は、黒海、マルマラ海、そして金角湾に注ぎ込んでいます。イスタンブールは、かつてローマ帝国、ビザンチン帝国、オスマン帝国という3代続いた大帝国の首都でした。これは、今もイスタンブールの誇りです。また、イスタンブールは輝かしい未来が期待される一方、過去の遺産も数多く残しています。

Bosphorus

ヤロワ
イスタンブール、イエニカプからフェリーボートで所要時間1時間15分程度と近いヤロワは温泉保養地として有名です。街の南西部に位置する テルマル は温泉地区の中心地で、トルコで温泉療法を楽しむには最適です。

ブルサ
ブルサ はトルコ北西部の都市です。国際スキー場として知られるウルダーのふもとに位置し、市内に公園などの緑が多く残されていることから、「緑のブルサ」との異名を持ちます。この地域の温泉には、重炭酸塩、硫黄、ナトリウム、カルシウム、マグネシウムが含まれており、湯温は47~78度で、
飲んでも浸かっても効果があります。特にリウマチ、婦人科や皮膚科の病気に効能があり、代謝を活発にする作用があります。観光名所としては1421年メフメット1世の時代に建設されたウルジャー、ブルーのタイルで覆われたメフメット1世とその家族が安置されている霊廟イエシルトゥルベがあ
ります。ブルサツアーは催行日が限られていますのでご希望の方は事前にお問い合わせください。イスケンデル・ケバブ(ヨーグルトをかけて食べるケバブ)の発祥の地です。

エディルネ

エディルネは100年近くオスマン帝国の首都の座を占めていたので、歴史的、建築学的にみて重要な建物がたくさんあります。この街はまさに、モスクや宗教施設、橋やオールド・バザール、隊商館や宮殿のある、生きた博物館なのです。セリミイェ・モスクは街の中心の丘の上に立っています。スルタン・セリム2世(1569年-1575年)の令で建設されたこのモスクは、シナンの設計による典型的なオスマン様式で、オスマン朝時代の技術の高さとこの建築家のたぐいまれな能力が如実に現れています。